沖縄の写真家 石川真生さん、日本写真協会賞作家賞を受賞

2019年9月19日

毎年6月1日の”写真の日”に日本写真協会から発表される、日本写真協会賞というものがあります。

この賞は1952年からの歴史を持っており、日本の写真に関する賞で最も伝統のある賞のひとつです。

その日本写真協会賞の中のひとつに作家賞があります。

「日本国内で優れた写真作品を近年継続して発表し、写真界に多大な影響を及ぼした個人を対象とする。」というのが選考の基準の賞です。

以前は年度賞という名前でもありました。

年度賞のころは、岩合光昭さん、篠山紀信さんら、名だたる写真家も受賞している賞です。


 
2019年度の日本写真協会賞の発表が6月1日にありました。

作家賞を受賞された方は、沖縄出身、在住の写真家、石川真生さんです。

石川真生さんは、現在66歳。

20代の初めから、写真をこころざしていました。

そして20代前半にはアメリカ軍の黒人兵用のバーで働きながら、同僚のホステスや黒人兵を撮り続けていたのです。

2017年にはニューヨークの出版社から、“Red Flower: The Women of Okinawa”(赤花 アカバナー 沖縄の女)も出版され、世界的にも注目を浴びました。

私が石川真生さんを知ったのは、NHKの「ハートネットTV」でした。

石川真生さんに密着し、その活動をドキュメンタリーとして放送した番組です。

そこで石川真生さんの写真に興味を持ち、いくつかの写真集を目にしました。

その写真集に心を奪われてしまい、「熱き日々inオキナワ」という写真集も購入しました。

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(他の写真集も欲しかったのですが、もう絶番になっており手に入らなかったのです。。)


 
石川真生さんの活動内容、信念はこのYoutubeをみていただくと、ある程度理解いただけると思います。

 
ここ数年では石川真生さんは、琉球王国時代、薩摩藩の琉球侵攻から始まり、太平洋戦争沖縄戦、その後のアメリカ支配、基地問題など、沖縄に降りかかった出来事を大きな写真の絵巻にした、「大琉球写真絵巻」の創作活動をされています。

この絵巻、2019年時点でパート6まで完成しています。

沖縄では何度のこの「大琉球写真絵巻」の展示会がありました。

本土でも何か所かで展示会は開催されています。

石川真生さんは、現在がんとの闘病中である事を公表しております。

病気に負けず、「大琉球写真絵巻」の続編の製作も含め、今後も活躍していただきたいと切に願います